トヨタ・レーシング・ディベロップメント(TRD)の社長であるデビッド・ウィルソンは、12月16日に彼のポジションを辞任します。ウィルソンは、この組織で35年間勤務しており、現在のゼネラルマネージャーであるタイラー・ギブスが彼の後任となります。ウィルソンの退職後、ギブスが社長に就任します。
チームとの時間を振り返りながら、ウィルソンは献身的で才能ある個人と一緒に働く機会に感謝の意を表しました。彼は、TMNA、トヨタ自動車株式会社、業界およびチームのパートナー、そして選手たちに対して、彼のキャリアを通じての信頼、サポート、友情に感謝の意を示しました。ウィルソンは、ギブスと彼のチームに対して信頼を寄せており、彼らがトラック上でもオフでもTRDの世界的なレガシーをさらに高めていくと確信しています。
ウィルソンは2014年1月にTRDの社長に任命されました。現在の役職に就く前、彼はデザインエンジニア、オペレーションおよびエンジニアリングの副社長、生産および戦略計画の副社長、および販売、オペレーション、および計画の副社長など、組織内でさまざまなポジションを務めてきました。
彼の在任中、ウィルソンはNASCAR、IMSA、NHRA、USAC、SCORE、CART、CORR、Grand-Am、インディ・レーシング・リーグ、およびMTEGなど、さまざまなレース競技でトヨタの成功を監督してきました。彼のリーダーシップの下で達成された注目すべき勝利には、セブリング12時間レース、バハ500および1000、デイトナのロレックス24時間レース、デイトナ500、インディアナポリス500、チリボウル、およびプティ・ル・マンがあります。
1996年にTRDに参加したギブスは、現在、競技、エンジニアリング、商業、および管理活動を監督しています。社長職に就任する際、ギブスは北米におけるすべてのTRDの業務および活動に責任を持つことになります。さらに、彼はカリフォルニア州コスタメサ(本社およびエンジン)、ノースカロライナ州サリスベリー(シャシーおよびチームサポート)、およびノースカロライナ州ムーアズビル(GRガレージおよびトヨタパフォーマンスセンター)にあるTRD施設の監督も行います。