レイセオン(RTX(NYSE:RTX)のビジネス)は、NATOサポートアンドプロキュアメントエージェンシー(NSPA)から、ドイツへの追加のGEM-Tミサイルの供給について4億7800万ドルの契約を受けました。この契約は、ドイツがウクライナに寄付したパトリオットミサイルの補充を支援しています。ウクライナへの強力な支援を示すために、デンマーク、オランダ、ノルウェーもこの調達の資金提供に参加することに合意しました。
レイセオンの陸上・航空防衛システムの社長、トム・ラリバティ氏は、「お客様はすでにNSPAを通じたパトリオットミサイルの複数国間調達の利点、つまりより経済的な価格と調達期間を短縮する事前交渉済みの契約フレームワークを実感しています。その結果、これらのヨーロッパのパートナーのミサイル在庫をより良くサポートするだけでなく、協力関係、相互運用性、および重要なNATO任務への貢献を強化することができます」と述べています。
NSPAのゼネラルマネージャーであるステーシー・A・カミングス氏は、「この契約は、NSPAが多国間の調達、サポート、維持管理におけるNATOの主要組織として、効果的かつ費用効果の高い多国間の解決策を提供し、欧州の産業能力を強化していることを再び示しています。同盟国と産業の緊密なユーロ大西洋協力を通じて、顧客国は規模の経済性を実現し、物流の足跡を縮小し、確かなターンキーの法的枠組みを介して能力のある解決策とサポートを得ています」と述べました。
GEM-T、戦術弾道ミサイルを撃破するために強化されたパトリオット®空中・ミサイル防衛システムの主要効果装置であるパトリオット・アドバンスド・キャパビリティ2(PAC-2)ミサイルインターセプターです。パトリオットは、8つのヨーロッパの国々とウクライナによる巡航ミサイル、弾道ミサイル、敵のドローンや航空機に対する防御に頼られています。このシステムは19の国々の防空の基盤であり、最も高度で複雑な脅威に対する効果を示し続けています。
写真 SOURCE RTX